「自分の髪の毛が薄い」と感じはじめるとやたらと人の頭に目が行ってしまうものですよね。確かに、学生の時に自分より薄い奴はいたけど・・・「みんなに若ハゲだとバカにされてたなぁ」「自分もその部類なのかなぁ」なんて心配ごとが増えるものです。
ハゲてる職場上司の様な姿にはなりたくない!そんな気持ちを持ちつつも、周りの同僚の髪はフサフサ・・・ここで、日本人にどれくらいの薄毛・ハゲの人がいるのか?AGA(男性型脱毛症)の割合はどれくらいなのか?を探ってみたいと思います。
【もくじ】
AGA(男性型脱毛症)とは?
薄毛の中でも多くの人が悩んでいるのが、このAGA(男性型脱毛症)と呼ばれるものが原因です。AGA(男性型脱毛症)は、生え際や頭のてっぺん(頭頂部)から薄毛になっていく現象で、自分の先祖から引き継がれる遺伝子の数値によってあなたの将来の発症確率は変動すると言われています。
もちろん、AGA(男性型脱毛症)の遺伝子を持っているから必ず発症するわけでもありませんし、反対にAGA(男性型脱毛症)の遺伝子をもっていなくても男性ホルモンに大きく左右されるので誰もが可能性を秘めています。男性ホルモンの一種(ジヒドロテストステロン)の増加によって起きるこの頭髪の脱毛は、30~40代で始まる事が多いですが稀に20代でもAGA(男性型脱毛症)を発症する事があります。
AGA(男性型脱毛症)の特徴のひとつとして、発症したら自然治癒は難しく進行性があると言うことです。
ここで気になるのが、日本ではどれくらいの割合でAGA(男性型脱毛症)を発症するのか?と言うことですよね。実は、このAGA(男性型脱毛症)は男性のみが発症するものではなく、女性にも可能性があります。男女・年代別にまとめると意外な結果が見えてきました。
世界と比較すると日本人は薄毛・AGAが多い?
日本のAGA人口の割合を見る前に、少し世界の情報をお伝えしたいと思います。
大手企業「アデランス」が行った「世界の成人男性薄毛率」の調査より、トップ3には日本は入っていませんでした。
1位:チェコ
2位:スペイン
3位:ドイツ
世界的に薄毛率が高い国の上位は、ヨーロッパに制覇されていました。確かに言われてみれば、昔の音楽家や有名人の肖像画って結構ハゲている人が多いような気もしますね。しかし、ここで安心するのはまだ早いです!
世界的に日本の薄毛割合は、あまり低いとは言い切れない
世界の多くの国を対象に行われた調査により、上位10ヵ国以上がヨーロッパ諸国が占めていました。白人の髪の毛は、アジア人よりも細く頭皮の毛穴も小さくなります。整髪料やシャンプーなどの外部からの汚れや、食生活の影響で体内から頭皮に現れる汚れで、毛穴が詰まりやすくなっているのかもしれません。
調査が行われたのは、ほぼ先進国ですので国の制度は違えど仕事によるストレスを抱えている事も予想されますね。
さて、全体的に下位を占めているアジア諸国ですが・・・
日本の世界薄毛ランクは、14位です!
なんと日本はアジア諸国の中ではトップで、AGA(男性型脱毛症)の割合が高い国なのです。
世界ランクでは14位ですが、黒く太い髪の毛が特徴のアジア人の中では一番ハゲる割合が高いと言うことになります。では、実際に日本人のAGA(男性型脱毛症)の割合について、年齢・性別事の真相に迫っていきたいと思います。
日本のAGA人口の割合は?
日本のAGA人口の割合を調べた結果、2つの重要なデータを発見する事が出来ました。
本ページでは、薄毛・ハゲを気にしている人なら必ず知っているであろう大手企業の「リーブ21」と「アデランス」が行った調査のデータを参考にさせていただきました。
「リーブ21」の調査による日本のAGA人口の割合
2013年に「リーブ21」が15歳以上の男女4,800人を対象に「あなたは薄毛だと思いますか?」と言うアンケート調査を行いました。この調査によると、薄毛・ハゲを気にしている人は全体の約38%で、だいたい2.6人に1人ほどだったことが分かります。
このアンケートの回答である為、本人の主観を含むデータだと言うことが分かります。それにしても15歳以上の2.6人に1人となると、かなりの高い割合だと感じますね!
さらにこのアンケートには「誰かに自分の薄毛・ハゲについて相談した事がありますか?」と言う質問もあり、7割の方が「今までに誰にも相談した事がない」と答えています。
この事からも自分の薄毛の悩みを相談するのには、かなり勇気がいることだと言うことが分かります。
「アデランス」の調査による日本のAGA人口の割合
2009年に「アデランス」が発表した世界の薄毛調査のデータを見ていきましょう。ちょっと古いデータだと感じた方もいるかと思いますが、これは1998年~2009年の10年間をかけて調査された貴重なデータになります。成人男性を対象とし、二組にわかれた調査員4人が町行く通行人の調査を行います。これを3カ所でチェックし、データ化したものになります。
「アデランス」の行った薄毛調査は、本人の主観を含むアンケートではなく調査員による客観的データです。
このデータより、日本の成人男性の26%が薄毛・ハゲであると言う結果になっています。つまり、成人男性の3.8人に1人が客観的に判断してAGA(男性型脱毛症)を発症している事が分かります。
日本の中でAGA人口の割合が高い都道府県は?
日本の中でも、北から南まで結構広い国です。人口1憶2,000万人が暮らしていて、同じ日本と言えども都道府県によって食文化も環境も異なりますよね。国別でAGA人口の割合が違うのなら、都道府県別でのAGA人口の割合も違うはず!と私はひらめきました。(笑)

そこで、色々調べたところ・・・
残念な事に、大手企業などで都道府県別にAGA人口の調査を行ったという情報を得られませんでした。
しかし、その変わりに・・・
「薄毛・ハゲに寛容な都道府県のランキング」があるテレビ番組の企画で調査されており、薄毛・ハゲでも住みやすい都道府県はどこか?が、ランキングになっていました。彼女がいない独身の人ならば、「ハゲたらモテない・・・」と不安になってしまう気持ちもわかりますが、薄毛・ハゲに寛容な都道府県を知っていれば、ハゲでも自信もって彼女・嫁探しが出来そうですよね!
さて・・・、薄毛・ハゲに寛容な都道府県ランキングは!
1位 佐賀県 46.0%
2位 沖縄県 41.8%
3位 愛媛県 37.8%
このような結果が出ていました!
佐賀の女性の半分は、男性がハゲていても「そんなんよかよ、気にせんでも大丈夫たい」と、薄毛・ハゲに優しい女性が多いようでした。ちなみに、ワースト1位は同じ九州の鹿児島県です。9割の女性が、薄毛・ハゲに対して「一緒に歩きたくない」など厳しい意見を述べていました。
AGAの年齢別発症率をチェック!
「リーブ21」のアンケート調査による数値をまとめてみました。AGA(男性型脱毛症)を発症する年代が30代~40代だと言われていますが、この数字からも薄毛・ハゲを意識している人が30代~40代で急激に増えている事が分かります。
ここでは、年齢だけでなく男女別の数字もしっかりとデータが出ています。女性の場合は、女性ホルモンが少なくなる更年期以降の薄毛(FAGA=女性男性型脱毛症)が目立つようです。
年代 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
15~19歳 | 約11%(9人に1人) | 約7%(14人に1人) |
20~29歳 | 約26%(3.8人に1人) | 約13%(7.7人に1人) |
30~39歳 | 約38%(2.6人に1人) | 約20%(5人に1人) |
40~49歳 | 約45%(2.2人に1人) | 約24%(4.2人に1人) |
50~59歳 | 約53%(1.9人に1人) | 約31%(3.2人に1人) |
60~69歳 | 約61%(1.6人に1人) | 約44%(2.3人に1人) |
AGA発症危険年齢を乗り越える方法
日本のAGA人口の割合から、約3人に1人の成人男性はAGA(男性型脱毛症)を発症していることが分かりました。さらに30代になると、20代の時よりもグンと薄毛に悩む方の数が多くなってきている事も数値として表れていますね。まだ大丈夫と思っているあなたも、AGA発症危険年齢を迎える前に自分の出来ることから始めてみるといいかもしれません。

AGAセルフチェックで心構えを!
まずは、敵を知る事ですね!AGA(男性型脱毛症)には、いくつかの特徴があり特徴を理解する事で自分のAGA(男性型脱毛症)の可能性を認め、早期対処を行う事が出来ます。
正しいAGAセルフチェックの方法と注意点をまとめている関連記事がありますので、気になる方は参考にしてみてください。AGAにならない予防方法を学ぼう!
AGA(男性型脱毛症)は、主に遺伝と男性ホルモンの影響が原因で薄毛になっていきます。しかし、健康状態・頭皮の環境によって髪の毛の健康状態は大きく左右されることも忘れないでください。
あなたがAGA(男性型脱毛症)になる可能性が高いと思っているのならなおさら、AGA(男性型脱毛症)にならない為の予防法を行うべきだと思います。
- ストレスを溜めない、解消方法を探す
- 適度な運動を心掛ける
- 油分の多い食事ではなく、栄養バランスの良い食生活を心掛ける
- 禁煙または、たばこの本数をできるだけ減らす
- 暴飲・暴食しない
- 効果のない育毛剤の使用を避ける
- シャンプー使用の頻度を減らし、お湯だけで髪の毛を洗う
日本のAGA人口の割合【まとめ】
いかがでしたか?
あなたの想像していた日本のAGA人口の割合よりも、高かったですか?低かったですか?
「隣の芝生は蒼く見える」ものです。「友人の頭髪が黒く見えて」いるのも、もしかしたら思い違いかもしれません。同年代の友人も同僚も、同じような悩みを抱えている事は多いです。